ようやく堀川五条にあるお好み焼き屋(今は焼きそばしか作ってない)の「大とら」に行くことができた。
京都に来ておおよそ3年、来た時にかなり気になっていたお店だったのだが、ようやくというのには理由がある。
ここのお婆ちゃん、暴漢に襲われてお店を1年以上閉めていたのだ。とあるお客さん(暴漢)にビールのジョッキで頭を殴られてから意識不明でお店を閉めていた。年齢も80代後半という事もあり、もう行けないのかと思っていたところ、近所の人から再開したという事を聞いて、銭湯帰りに寄ることに。
以前は、お好み焼き、ラーメン、焼きそばとあったそうだが、今は焼きそばとビールだけ。逆にそれが気持ちいい。しかも1人前が1人前じゃないという量。
これで800円。かなりボリューミー。
お店に入ると、別のお店で馴染みの人がいて、一緒にお婆ちゃんの話をいろいろと聞いた。
ちなみにビールに付いている、お通しのキンピラ(キャベツの芯)が、なかなかイケてる美味しさである。
置いてある雑誌は、取材で撮影された写真が掲載されているもの。撮影は嫌と言いつつもきちんと置いてある。
色紙も、かなり有名どころの俳優さん達のものが飾られているのだが、油で汚れるという理由で、ビニール袋の中に数十枚と保存されている。
お婆ちゃんの話が深すぎて、ブログにはアップできないのだが、結論としては保証人になってはいけないというものであった(笑)。これは書きたいのだけど、本当にお店に行って聞いて欲しい。
お客さんも5人以上はNGになってしまうので、空いている時間を見つけて「大とら」に行って欲しいな。ちなみに店名は「おおとら」でなく「だいとら」。
有名人の色紙はかなりの量があるのだが、忙しすぎて知っている俳優さんが松平健さんだけだったというのも面白かった。
料理を運ぶ時に、足がもの凄く大きくて顔みたら本人だったそうだ。知っていた理由が旦那さんと一緒に見ていた時代劇が暴れん坊将軍だったということで。。
話が深すぎて、いろいろと書きたいのだけれども、実際にお店に行って欲しい。
最後はお見送りもしてもらった。
応援したい意味も込めて、ちょくちょく通う予定。
戦前から戦後、高度経済成長から今の日本まで、かなり深い話が聞けますよ。
KansaiWalker関西ウォーカー 2014 No.17
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