京都でお気に入りのクラブMETRO。初めて来た時、地下鉄の改札を降りて地上に出るところにあったので、本当にメトロなんだと感動した覚えがある。
京都に引越してきてテクノをクラブで聞ける機会が減り、METROで開催される時には行くようにしている。毎回ではないが。
箱の大きさと雰囲気が自分のお気に入り。
で、気になるイベントが平日開催ということで、少し悩んだが行ってきた。
ジェシー神田のDJセット+サウンドアートインスタレーション。
https://www.metro.ne.jp/single-post/170601
DJ名がDOON KANDAになっている。。昨年のARCAのライブには行くことが出来なかったのでかなり期待していた。
クラブの中はジェシー神田の作品が展示されていた。印刷されたタペストリーとプロジェクションによる映像展示。
開始時間に行くことができず結構遅れて行ったのだがまだ始まっていなかった。1時間程押してスタートし、女性アーティストによるお経と笙の演奏が行われた。
その後、DOON KANDAによるDJプレイが始まる。
まあ、いわゆるクラブっぽい音楽を期待していたのだが、初っ端から全く予想外の音楽が流れ始めた。
水辺で遊んでいるような音が流れ始め、その波の音がビートを刻むような感じだったので、環境音などサンプリングしたもので楽曲を構成しているのかなと。
なかなか面白い感じになりそうと思いきや、インド音楽?アラビア音楽?へと移行する。本人はかなりノリノリである。
踊れないなと感じていると急に昭和歌謡曲へと変遷。懐メロである。
このあたりで、ふと気づいたことがあった。DOON KANDAはヘッドホンをしているのに曲を繋いでいないのだ(笑)。どれもフェードアウトしてから次の曲が始まっていた。
その後、ヘッドホンは殆ど付けていなかったと思う。
それから洋楽へと移り、ビョークが流れ始めてアンビエントなものやクラブっぽいものになってきたので、そろそろかなと感じていた。
で、ジュディマリの「そばかす」が掛かるという。。度肝を抜かれましたよ。
CDJとPCを使っていた。ずっとノリノリで踊っているDOON KANDAであった。
通常と異なる真ん中あたりでのプレイであったので、ステージ上にもお客さんが入っていた。
選曲はぶっ飛んでおり面白かったのだが、これ以上はきついと感じ退出することにした。
外は土砂降りで雷も鳴っている状況だった。もう少しいれば良かったと後悔(涙)。
まあ、アーティストはこうあるべきだなという姿を見ることができて参考になった。あのノリノリの姿勢は大切なことだと感心。
こういう映像を作れる人なので天才なのは間違いない。
昔、中原昌也さんのライブで、ノイズなのにメチャクチャ踊っている人を見て、凄い感性してるなと思ったことがあるが、それと近いものを感じた。
こういうイベントをやるMETROは一味違うな。
Arca [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (XLCDJ834)
- アーティスト: ARCA,アルカ
- 出版社/メーカー: XL RECORDINGS / BEAT RECORDS
- 発売日: 2017/04/07
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